積水ハウスの約63億円詐欺。弁護士、司法書士は何をしていた?

大手住宅メーカーの積水ハウスが約63億円をだましとられた事件で、土地の持ち主に成りすましていた女が逮捕されました。


羽毛田正美(はけたまさみ)容疑者(63)です。

逮捕容疑が偽造有印私文書行使と電磁的公正証書原本不実記録未遂の疑いですが、偽造書類(文書)を使ったということでしょう。

ですから、詐欺容疑ではありませんね。

とりあえず、「偽造有印私文書行使と電磁的公正証書原本不実記録未遂」の容疑で逮捕して、その後の調べに応じて詐欺などの容疑に切り替えるのかもしれません。



それにしても、このニュースを見ていて、分からないことがあります。
もちろん分からないことだらけですが、素朴な疑問ということです。


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(その1)

マスコミが早くから、主犯格とみられるカミンスカス操(みさお)容疑者(58)や羽毛田正美容疑者を特定してインタビューをしています。

どこかのテレビ局のインタビューにカミンスカス操容疑者が答えていました。
「全く知らなかった」と言っている様子が放送画面に映し出されていました。


事件に関与していた人物が特定されていたのに、なんでこんなに長い間逮捕されずにすんでいたのか?

カミンスカス操容疑者は既に国外へ逃亡している模様です。



詐欺容疑はともかく、今回の文書に関しての容疑は、何故、固まらなかったのでしょうか?

「使った」のは事実ですから「行使」ということは確定ではないのでしょうか?

「偽造」と知らなかった、ということでしょうか?

でも、そうであれば、その「偽造と知らなかった文書」はどこで、誰から渡されたのか・・・・・と追及すればよいわけです。

・・・・・・

「お前の言っていることは分かっているよ!それをしていたから時間が必要だった・・・」ということですかね。


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(その2)

積水ハウスでは、手付金を支払った段階で行われた売買予約に基づく所有権移転(地主から積水ハウスへ移転する)の仮登記がなされた時点で、本物の所有者側から数通の内容証明文書が届き、「売買契約はしていないから、仮登記は無効である」などと警告を受けていたそうです。

それを、積水ハウス側は、所有者側の関係者が行った妨害工作とみなし、「怪文書の類い」であると判断したそうです。

他の不動産屋さんが怪しいと思って取引をしなかったらしい土地取引らしいですが、契約したくてたまらなかったのでしょうか?

余りにも、ツッコミが足りません。
「もう一度、確認してみようか!」と思わないのですかね・・・



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(その3)

法律家である、弁護士や司法書士も立ち会っていたらしいですが、何のためにいるのでしょうか?
まったく役割を果たしていません。

逆に、専門家であり法律家であるこの人たちがいなければ、今回だまされた人たちも、もっと慎重に行動していたかもしれません。

・・・・・・

(単なる想像ですが)→→ 積水側の担当者は、「今回、立ち会ってくれている専門家の弁護士、司法書士が問題があると言い出さないので、若干売主に対する不信感があるけれど、大丈夫だろう。」と思ってしまったかもしれない。(←あくまで想像です。)



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傍から見ていると、今回の事件はスパイ大作戦のような映画ドラマのようです。

(また、単なる想像です)→→ 犯人サイドは、精巧な偽造書類を作り、被害者とのばれるかどうか緊迫感のある取引をして、その後、金は主犯格が大部分を海外へ持ち出してしまっている。

主犯格以外は、事件の本筋を知らないで犯罪に加担しており、主犯格であるカミンスカス操容疑者は海外のプライベートビーチで美女に囲まれている。(←あくまで想像です。)


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土地の所有者が被害者でなかったことが幸いです。

私としては、あの土地を持っていたことは、うらやましい限りですが・・・・・


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